2017年11月12日日曜日

【満期償還】クラウドクレジット 東欧金融事業者支援ファンド18号が満期時報告

 東欧金融事業者支援ファンド18号【為替ヘッジあり】はこのたび満期償還を迎えたとのことで、満期時報告が開示されました。
出資金総額 : JPY 34,110,000.-
うち投資金額   : JPY 32,012,235.-
うちヘッジ担保金 : JPY 1,705,500.-(USDJPY 109.30)
うち運用手数料   : JPY 392,265.-

===運用開始時の状況===
グループ会社貸付実行日 : 2017年4月20日
グループ会社貸付金額  : EUR 274,077.35
適用直物EURJPYレート   : 116.80
適用先物EURJPYレート   : 116.25
グループ会社貸付期間  : 2017年4月20日から2017年10月25日
資金運用日数      : 188日
グループ会社貸付金利(年利) : 13.0%

===運用終了時の状況===
予定グループ会社返済利息額 : EUR 18,351.92
実現グループ会社返済利息額 : EUR 18,351.92
運用目標達成率       : 100.0%
実現元利金返済額      : EUR 292,429.27
グループ会社負担外為両替手数料 : EUR 0.00
出資者返済原資       : EUR 292,429.27
適用直物EURJPYレート     : 116.25
ヘッジ担保金払戻額     : JPY 1,777,746.- (USDJPY 113.93)
円貨換算出資者返済原資   : JPY 35,772,648.-
ファンドの実現利回り    : 9.4% (期間:2017年4月20日~2017年10月31日)
募集時期待利回り      : 8.7% (期間:2017年4月20日~2017年10月31日)

運用者コメント

 本ファンドはユーロ建てで当初の予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。一方で、運用開始時に元利金部分に円ヘッジ取引をしていた(約定レート: 1ユーロ当たり116.25円)ため、運用開始時に1ユーロ当たり116.80円だった換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり134.35となり円安が進行した中で為替差益を享受することができませんでした。
 それらを踏まえた円建ての運用成績は全体で1,662,648円の利益(=35,772,648円 - 34,110,000円)となりました。
 なお、実現収益がファンド販売時に見込んでいた8.7%の期待利回りを上回り9.4%となった理由として、ヘッジ担保金にかかわる為替差益とヘッジ取引におけるコストの削減が上げられます。
 ヘッジ取引開始時に担保金として営業者に預託した1,705,500円は当時の為替レート、1ドルあたり109.3円でドルに交換されて預託されておりましたが、分配時点では為替レートが1ドルあたり113.93円と円安に進行したため、為替差益が発生いたしました。具体的には72,246円(=1,777,746円 - 1,705,500円)の益が出ております。
 またファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが低下。具体的には、ファンド販売時点の想定が「円プレミアム75銭(=ユーロ・円の直物レートに対して75銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際のコストが「円プレミアム55銭(=ユーロ・円の直物レートに対して55銭円高の価格で為替予約が可能)」となりました。
 これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資 EUR 292,429.27に対して58,485円のコストをファンド販売時の想定よりも削減することができました。

 今回は為替ヘッジが有効に作用したケースでした。為替リスクは運営会社にて完全にコントロールすることは難しい中でよくやったとは思います。

クラウドクレジットの口座開設

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