2017年11月11日土曜日

【満期償還】クラウドクレジット 東欧金融事業者支援ファンド17号が満期時報告

 東欧金融事業者支援ファンド17号【為替ヘッジあり】がこのたび満期償還を迎えたのことで満期時報告が開示されました
出資金総額 : JPY 29,090,000.-
うち投資金額   : JPY 27,300,965.-
うちヘッジ担保金 : JPY 1,454,500.- (USDJPY? 110.82)
うち運用手数料   : JPY 334,535.-

===運用開始時の状況===
グループ会社貸付実行日 : 2017年4月4日
グループ会社貸付金額  : EUR 229,902.86?
適用直物EURJPYレート   : 118.75
適用先物EURJPYレート  : 118.05
グループ会社貸付期間  : 2017年4月4日から2017年10月25日
資金運用日数      : 204日
グループ会社貸付金利(年利) : 13.0%

===運用終了時の状況===
予定グループ会社返済利息額 : EUR 16,704.17
実現グループ会社返済利息額 : EUR 16,704.17
運用目標達成率       : 100.0%
実現元利金返済額      : EUR 246,607.03
グループ会社負担外為両替手数料 : EUR 0.00
出資者返済原資       : EUR 246,607.03
適用直物EURJPYレート     : 118.05
ヘッジ担保金払戻額     : JPY 1,495,318.- (USDJPY 113.93)
円貨換算出資者返済原資   : JPY 30,607,277.-
ファンドの実現利回り    : 9.2% (期間:2017年4月4日~2017年10月31日)
募集時期待利回り      : 9.1% (期間:2017年4月4日~2017年10月31日)

運用者コメント

 本ファンドはユーロ建てで当初の予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。
 一方で、運用開始時に元利金部分に円ヘッジ取引をしていた(約定レート: 1ユーロ当たり118.05円)ため、運用開始時に1ユーロ当たり118.75円だった換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり134.35となり円安が進行した中で為替差益を享受することができませんでした。
 それらを踏まえた円建ての運用成績は全体で1,517,277円の利益(=30,607,277円 -29,090,000円)となりました。
 なお、実現収益がファンド募集時に見込んでいた9.1%の期待利回りを上回り9.2%となった理由として、ヘッジ担保金にかかわる為替差益が上げられます。
 ヘッジ取引開始時に担保金として営業者に預託した1,454,500円は、営業者が当時の為替レート、1ドルあたり110.82円でドルに交換してヘッジ取引業者に預託しておりましたが、分配時点では為替レートが1ドルあたり113.93円と円安に進行したため、為替差益が発生しました。具体的には40,818円(=1,495,318円 - 1,454,500円)の益が出ています。
 その一方でファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが上昇しました。具体的には、募集時の想定が「円プレミアム65銭(=ユーロ・円の直物レートに対して65銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際のコストが「円プレミアム70銭(=ユーロ・円の直物レートに対して70銭円高の価格で為替予約が可能)」となった。
 これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資 EUR 246,607.03に対して12,330円の
コストが想定よりも発生しています。
 為替予約のコストが若干増加してしまったのですが、この程度であれば十分ファンド自体の利益でカバーできるレベルですね。利回り自体が相対的に高いことがクラウドファンディング商品の特徴でもあるのでまあこの程度のリスクはしょうが無いかとも思います。

クラウドクレジットの口座開設

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