2017年10月7日土曜日

【満期償還】クラウドクレジット 東欧金融事業者支援ファンド16号が満期時報告

 クラウドクレジットが2017年10月6日に東欧金融事業者支援ファンド16号【為替ヘッジあり】は満期償還を迎えたとのことで、満期時報告が開示されました。

出資金総額 : JPY 32,360,000.-
うち投資総金額 : JPY 31,987,860.-
うち運用手数料 : JPY 372,140.-
===運用開始時の状況===
グループ会社貸付実行日 : 2017年3月21日
グループ会社貸付金額  : EUR 263,274.57
適用直物EURJPYレート   : 121.50
適用先物EURJPYレート   : 120.80
グループ会社貸付期間  : 2017年3月21日から2017年9月25日
資金運用日数      : 188日
グループ会社貸付金利(年利) : 13.0%
===運用終了時の状況===
予定グループ会社返済利息額 : EUR 17,628.58
実現グループ会社返済利息額 : EUR 17,628.58
運用目標達成率       : 100.0%
実現元利金返済額      : EUR 280,903.15
グループ会社負担外為両替手数料 : EUR 0.00
出資者返済原資       : EUR 280,903.15
実現直物EURJPYレート     : 120.80
円貨換算出資者返済原資   : JPY 33,933,100.-
ファンドの実現利回り    : 9.4% (期間:2017年3月21日~2017年9月30日)
募集時期待利回り      : 9.3% (期間:2017年3月21日~2017年9月30日)

運用者コメント

 本ファンドはユーロ建てで当初の予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。一方で、運用開始時に元利金部分に円ヘッジ取引をしていた(約定レート: 1ユーロ当たり120.80円)ため、運用開始時に1ユーロ当たり121.50円だった換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり132.36となり円安が進行した中で為替差益を享受することができませんでした。
 それらを踏まえた円建ての運用成績は全体で1,573,100円の利益(=33,933,100円 32,360,000円)となりました。なお、実現収益がファンド募集時に見込んでいた9.3%の期待利回りを上回り9.4%となった理由として、ファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが低下したことがあげられます。
 具体的には、募集時の想定が「円プレミアム75銭(=ユーロ・円の直物レートに対して75銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際のコストが「円プレミアム70銭(=ユーロ・円の直物レートに対して70円高の価格で為替予約が可能)」となりました。
  これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資 EUR 280,903.15に対して14,045円
のコストが想定よりも削減でたとしています。為替ヘッジありは最近では不利益に左右することが多いですね。今後も円安の傾向が進むことが考えられるので為替ヘッジありの投資商品は注意が必要かもしれませんね。

クラウドクレジットの口座開設

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