2017年10月8日日曜日

【満期償還】クラウドクレジット 東欧金融事業者支援ファンド15号が満期時報告

  クラウドクレジットが2017年10月6日に東欧金融事業者支援ファンド15号【為替ヘッジあり】は満期償還を迎えたとのことで、満期時報告が開示されました。

出資金総額 : JPY 41,420,000.-
うち投資総金額 : JPY 40,943,670.-
うち運用手数料 : JPY 476,330.-
===運用開始時の状況===
グループ会社貸付実行日 : 2017年3月3日
グループ会社貸付金額  : EUR 340,487.90
適用直物EURJPYレート   : 120.25
適用先物EURJPYレート   : 119.50
グループ会社貸付期間  : 2017年3月3日から2017年9月25日
資金運用日数      : 206日
グループ会社貸付金利(年利) : 13.0%
===運用終了時の状況===
予定グループ会社返済利息額 : EUR 24,981.55?
実現グループ会社返済利息額 : EUR 24,981.55?
運用目標達成率       : 100.0%
実現元利金返済額      : EUR 365,469.45
グループ会社負担外為両替手数料 : EUR 0.00
出資者返済原資       : EUR 365,469.45
実現直者EURJPYレート     : 119.50
円貨換算出資者返済原資   : JPY 43,673,599.-
ファンドの実現利回り    : 9.6% (計算期間:2017年3月3日~2017年9月30日)
募集時期待利回り      : 9.7% (計算期間:2017年3月3日~2017年9月30日)

運用者コメント

 本ファンドはユーロ建てで当初予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。一方で、運用開始時に元利金部分に円ヘッジ取引をしていた(約定レート: 1ユーロ当たり119.50円)ため、運用開始時に1ユーロ当たり120.25円だった換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり132.36円となり円安が進行した中で為替差益を享受することができませんでした。
 それらを踏まえた円建ての運用成績は全体で2,253,599円の利益(=43,673,599円  41,420,000円)となりました。なお、実現利回りがファンド募集時に見込んでいた9.7%の期待利回りを下回り9.6%となった理由として、ファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが上昇したことがあげられます。
 具体的には、募集時の想定が「円プレミアム67銭(=ユーロ円の直物レートに対して67銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際のコストが「円プレミアム75銭(=ユーロ円の直物レートに対して75銭円高の価格で為替予約が可能)」となりました。これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資 EUR 365,469.45に対して29,237円のコストが想定よりも多く必要となりました。

 こちらも16号に続き為替差益を享受できなかったケースですね。しかし、金利13%の貸付のおかげで利益は計上できていますね。為替ヘッジがマイナスに作用したとしても利回り自身がマイナスになっていなければ元本毀損の可能性は低いと考えられるので有効な投資商品であるという見方はこのまま続くと思われます。

クラウドクレジットの続きはこちら

0 コメント:

コメントを投稿