2017年9月12日火曜日

【満期償還】クラウドクレジット 東欧金融事業者支援ファンド14号【為替ヘッジあり】が満期時報告

 2017年9月8日に東欧金融事業者支援ファンド14号が満期償還を迎えたとのことで、満期時報告が開示されました。
出資金総額    : JPY 49,700,000.-
うち投資総金額  : JPY 49,128,450.-
うち運用手数料  : JPY 571,550.-
===運用開始時の状況===
グループ会社貸付実行日  : 2017年2月20日
グループ会社貸付金額   : EUR 409,403.75
適用直物EURJPYレート    : 120.00
適用先物EURJPYレート    : 119.45
グループ会社貸付期間   : 2017年2月20日から2017年8月25日
資金運用日数       : 186日
グループ会社貸付金利(年利)  : 13.0%
===運用終了時の状況===
予定グループ会社返済利息額  : EUR 27,121.60
実現グループ会社返済利息額  : EUR 27,121.60
運用目標達成率        : 100.0%
実現元利金返済額       : EUR 436,525.35
グループ会社負担外為両替手数料  : EUR 0.00
出資者返済原資          : EUR 436,525.35
適用直物EURJPYレート        : 119.45
円貨換算出資者返済原資      : JPY 52,142,953.-
ファンドの実現利回り       : 9.6% (期間:2017年2月20日~2017年8月31日)
募集時期待利回り         : 9.4% (期間:2017年2月20日~2017年8月31日)

運用者コメント

 本ファンドはユーロ建てで当初の予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。一方で、運用開始時に元利金部分に円ヘッジ取引をしていた(約定レート: 1ユーロ当たり119.45円)ため、運用開始時に1ユーロ当たり120.00円だった換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり130.37円となり円安が進行した中で為替差益を享受することができませんでした。それらを踏まえた円建ての運用成績は全体で2,442,953円の利益(=52,142,953円 ?49,700,000円)となりました。
 なお、実現収益がファンド募集時に見込んでいた9.4%の期待利回りを上回り9.6%となった理由として、ファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが低下したことがあげられます。具体的には、募集時の想定が「円プレミアム63銭(=ユーロ・円の直物レートに対して63銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際のコストが「円プレミアム55銭(=ユーロ・円の直物レートに対して55銭円高の価格で為替予約が可能)」となりました。これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資 EUR 436,525.35に対して34,922円のコストが想定よりも削減できました。

 34,922円のコスト削減は為替予約時のレートの違いということですね。何かもう少し為替予約の仕方にも工夫が欲しいところですね。当分為替に円安で進んでいくでしょうから。投資時の為替予約レートが保守的な気がしますね。
 

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