2017年9月11日月曜日

【満期償還】クラウドクレジット 東欧金融事業者支援ファンド13号【為替ヘッジあり】が満期時報告

 2017年9月8日に東欧金融事業者支援ファンド13号が満期償還を迎えたとのことで、満期時報告が開示されました。
  
出資金総額     : JPY 35,410,000.-
うち投資総金額   : JPY 35,002,785.-
うち運用手数料   : JPY  407,215.-
===運用開始時の状況===
グループ会社貸付実行日  : 2017年2月3日
グループ会社貸付金額   : EUR 288,207.37
適用直物EURJPYレート   ?: 121.45
適用先物EURJPYレート   ?: 120.70
グループ会社貸付期間   : 2017年2月3日から2017年8月25日
資金運用日数       : 203日
グループ会社貸付金利(年利) : 13.0%
===運用終了時の状況===
予定グループ会社返済利息額  : EUR 20,837.79
実現グループ会社返済利息額  : EUR 20,837.79
運用目標達成率        : 100.0%
実現元利金返済額       : EUR 309,045.16
グループ会社負担外為両替手数料  : EUR 0.00
出資者返済原資        : EUR 309,045.16
適用直物EURJPYレート      : 120.70
円貨換算出資者返済原資    : JPY 37,301,751.-
ファンドの実現利回り     : 9.5% (計算期間:2017年2月3日~2017年8月31日)
募集時期待利回り       : 9.7% (計算期間:2017年2月3日~2017年8月31日)

運用者コメント

 本ファンドはユーロ建てで当初予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。一方で、運用開始時に元利金部分に円ヘッジ取引をしていた(約定レート: 1ユーロ当たり120.70円)ため、運用開始時に1ユーロ当たり121.45円だった換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり130.37円となり円安が進行した中で為替差益を享受することができませんでした。それらを踏まえた円建ての運用成績は全体で1,891,751円の利益(=37,301,751円 ? 35,410,000円)となりました。
 なお、実現利回りがファンド募集時に見込んでいた9.7%の期待利回りを下回り9.5%となった理由として、ファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが上昇したことがあげられます。具体的には、募集時の想定が「円プレミアム65銭(=ユーロ円の直物レートに対して65銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際のコストが「円プレミアム75銭(=ユーロ円の直物レートに対して75銭円高の価格で為替予約が可能)」となりました。これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資 EUR 309,045.16に対して30,904円のコストが想定よりも多く必要となりました。

 為替で損失が出ても1,891,751円の利益を獲得できたので収益上はプラスで運用できたということですね。為替ヘッジ無しよりも為替ヘッジありの方か人気が有るらしく先方に貸し付ける貸付金自体が多額なのが特徴ですね。しかし、今の日本は円安傾向で維持している状況なので為替リスクは無しと方が良さそうですね。

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